漢方薬のはなし

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はっとり院長の健康トーク Vol.13

漢方薬のはなし
最近、漢方薬に興味をもたれる方が多くなっています。ところが、この漢方薬について、私達は正確な知識を持っていないことが多いようです。
外来でも「漢方薬を飲み続けているのですが構いませんか」「何を飲んでいるのですか」「朝鮮人参です」といった会話が聞かれます。
朝鮮人参に限らず、アロエ・ゲンノショウコ・鮫エキスなどを健康増進の目的で愛飲されている方も多いと思います。これらは漢方薬といいかねるようです。朝鮮人参や鮫エキスなどは健康食品であり、ゲンノショウコは民間薬であります。

漢方薬は漢方医学という独特な理論体系に基づいて病気の診断治療が行われるときに使用されるものです。

例えば、落語にも登場する葛根湯という薬があります。かぜ薬として有名ですが、この薬をかぜの時に飲んでも効く場合と効かない場合があります。これは漢方医学的には「葛根湯=かぜ薬」ではないからです。葛根湯をうまく効かせるためには漢方医学的な診断のもとで服用すべきです。

西洋薬は薬草の有効成分を分析・純化することで薬効が高められてきました。他方、漢方薬は種々の薬草を組み合わせて統合することで薬効が高められてきました。また、多数の薬草を組み合わせることで副作用の軽減にも役立っています。

西洋薬は病名が決まって、その原因に対する薬を投与します。体の大きな力士であっても、高齢者であっても、同じ病気ならば薬の種類はいっしょです。量の加減があるだけです。
その点、漢方薬は同じ病気であっても、薬の組み合わせ方からまったく違ってきます。また、西洋薬では原因がはっきりしなければ、薬の出しようがありませんが、漢方薬は病気の原因がわからなくとも、その症状から出すことができ、しかも予想をはるかに上回る効果を発揮することがあります。

しかし、私達は古代の人間ではありません。誤解や偏見から必要な検査・西洋薬を拒否して、なにがなんでも漢方薬で、という考え方は賢明とは言えません。やはり、一度はきちっと診察を受けるべきでしょう。

当クリニックでは漢方を初めとして鍼灸についても相談に応じています。お気軽に声をかけてください。
タグ: 漢方薬
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